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Gen建築設計所の注文住宅のこだわり


自然のサイクルに合わせた住宅の寿命

日本の住宅の平均寿命は25年くらいだといわれています。
住宅を建ててローンを支払い、子育てが終わり、ローンも終わりになって
家が痛んできたのでリフォームでも…と思い立ち、
いろいろと要望を出していくとアラアラ結構な金額がかかり、
それならいっそのこと建替えようかというのがパターンです。

木のサイクルで考えると、植林された木が25〜30年くらいで「柱」が取れるまで成長し、
60〜80年もすれば「梁」といわれる材料にまで成長します。
これはどういうことかというと木を切って木を使い、その後、植林していれば
60年もすればもう一度、家の材料として使用可能ということです。
そういう持続可能な環境的なサイクルができることによって日本の木が生かされ
それに携わっている人たち(林業関係)の人たちの生活が成り立つのです。
60〜80年などと簡単に書いていますが、仕事としては2〜3世代が
かかわることであり、その年代分の日本の環境も守られているわけです。

スギ花粉が大量発生し、花粉症が蔓延しているのは杉の木が自分の生命に危機感を感じ、
少しでも子孫を増やそうとした結果なのです。
それほど山の手入れがなされずに山が危険な状態だということなのです。
植林された山というのは定期的に手入れをしてあげることによって丈夫な木が育ち、
保水力のある山が形成されます。保水力がある山というのは下草がしっかり生えており、
土砂崩れの防止につながります。そして土が肥えているのでたくさんの栄養を川に流し、
その栄養が海にいる魚たちの餌になということで漁業にも影響してくるということなのです。
そういう環境の循環を守ることにより人も自然界の中で生きていけるわけです。

国産材を使った住宅をつくるということは日本の山の環境保全になり、
結果として自然を守るということになり、環境のサイクルを形成することになります。
そういう環境を守るためにも、
Gen建築設計所では60〜80年もつ家作りを提唱しています。

また、住む人のライフサイクルサイクルとしてはどうかといいますと。
60〜80年というのはだいたい2世代くらいのサイクルです。
親が家をつくって、そこに生まれ育った子供が成長し、その家で人生を生きる。
家というのはとても住まい手に影響を与えるものなのです。
住む人が家に愛情を感じられるような住宅、
そして2世代目のライフスタイルの変化に耐えられるような住宅
を目指して設計をしています。

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